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米大型歳出法案、有力議員反対理由は政権スタッフ 年明けに期待も

12月20日、米民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員は、気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」について、ホワイトハウスのスタッフが「容認しがたい」ことを行ったため不支持を表明するに至ったと述べた。 写真は11月18日、ホワイトハウスの外を歩きながら記者団に手を振るマンチン議員(2021年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米民主党穏健派のジョー・マンチン上院議員は20日、気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」について、ホワイトハウスのスタッフが「容認しがたい」ことを行ったため不支持を表明するに至ったと述べた。

マンチン議員は19日、「フォックス・ニュース・サンデー」のインタビューで、同大型歳出法案を「支持することはできない」と表明。マンチン氏は法案可決の鍵を握っているため、バイデン大統領の看板政策にとって痛手になる。

マンチン氏はこの日、ウエスト・バージニア・メトロニュース・ラジオのインタビューで、ホワイトハウスとの協議が頓挫した「本当の理由」は明らかにしないとしながらも、理由は何だったのかとの質問に対し「つまりは(ホワイトハウスの)スタッフだった。大統領ではなく、スタッフだ。全く容認しがたいことを行った」と語った。

匿名を条件にした関係者によると、バイデン氏とマンチン氏は19日の夜に話をしたとのことで、年明けにも友好的な形で話し合いが続けられるのではないかという期待もある。

米紙ワシントン・ポストによると、マンチン議員は先週、子育て世帯の税額控除拡充を除外した対抗案をホワイトハウスに提示したという。

こうした中、米上院民主党トップのシューマー院内総務はこの日、マンチン議員の不支持にもかかわらず、同法案を来年初めに採決にかける意向を示した。

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