[ワシントン 19日 ロイター] - バイデン次期米大統領の就任と共にホワイトハウスで大統領がペットを飼う伝統が4年ぶりに復活する。バイデン氏の飼い犬、ジャーマンシェパードの「メイジャー」と「チャンプ」は間もなくホワイトハウスに引っ越す。
米国の歴代大統領の多くはホワイトハウスで犬や猫を飼っていた。1920年代のカルビン・クーリッジ大統領のようにアライグマと一緒に暮らした大統領もいた。
一方、トランプ大統領にはペットがいない。トランプ氏は、1860年代のアンドリュー・ジョンソン大統領以降で初めて犬や猫などと一緒に暮らさない大統領だった。
バイデン氏は2018年、デラウェア州の動物保護団体を通じてメイジャーを引き取った。チャンプは2008年からバイデン家で家族と一緒に暮らしている。
メイジャーを保護していた団体は、子犬時代をシェルターで過ごしたメイジャーがバイデン家に引き取られ、ホワイトハウスの「ファーストドッグ」にまでなったと祝福し、メイジャーは全ての犬がアメリカンドリームを達成できることの証だとコメントした。
オバマ元大統領は当選後、2人の娘たちに子犬を飼うことを約束。2009年にポルトガル・ウォーター・ドッグの「ボー」が故エドワード・ケネディ上院議員からオバマ家に贈られた。2013年には同じ犬種の「サニー」がオバマ家の一員となった。
ジョージ・W・ブッシュ大統領も愛犬家として知られる。スコティッシュ・テリアの「バーニー」はブッシュ氏と一緒に大統領専用機に乗り込み、ホリデーシーズンのビデオメッセージにも登場した。2013年にバーニーが亡くなった際ブッシュ氏は「政治のことはいっさい口にせず、常に信頼できる友だった」とコメントした。
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