[ワシントン 20日 ロイター] - 米ホワイトハウスのサキ報道官は20日、新型コロナウイルスワクチンに関する報道について、保守系ニュース局FOXニュースと定期的に連絡を取っていると明らかにした。
同局のコメンテーターやニュース番組の司会者は、ワクチンの安全性や有効性に関して懐疑的な発言を繰り返してきた。
コメンテーターのタッカー・カールソン氏は、4月の保健当局のガイドラインがワクチン接種完了者にもマスク着用と対人距離の確保を奨励したことについて、「つまりワクチンは効果がないのかもしれない。それを言っていないだけだ」とコメントした。
FOXニュースの番組で司会を務めるローラ・イングラム氏は19日夜、バイデン大統領とその側近は「コロナに関する偽情報の一貫したスーパースプレッダーだ」とやゆした。
サキ報道官は「FOXの視聴者にコロナワクチンとそのメリットを伝える重要性」をバイデン政権は理解していると語った。
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