[ワシントン 28日 ロイター] - 米ホワイトハウスは、米国における飢餓や栄養、健康に関する会議を9月28日に開催すると発表した。この種の会議が開かれるのは1969年以来だという。
バイデン大統領は5月、この会議が2030年までに大半の米国人の飢餓と食に関連する疾病をなくすという政府目標達成につながると述べていた。
ホワイトハウスのジャンピエール報道官は声明で、「健康的かつ購入可能な食料にアクセスできないことは飢餓、食に関する疾病に影響する多くの要因の一つ。新型コロナウイルス禍はこれらの問題を悪化させた」と指摘した。
また、会議には政府指導者のほか、学者、活動家らが参加する予定と説明。官民双方に変革を促し、食料、飢餓、栄養、健康の融合に誘導していくために政府が取るべき行動を決めるという国家戦略にとって有益だとした。
またホワイトハウスは、この問題で最も深刻な影響を受けている人々に対する社会的格差の是正も目指すとしている。
開催地は首都ワシントンの予定だが、具体的な場所や出席者名簿などはまだ発表されていない。
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