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米10年債利回りが4カ月半ぶり低水準、ショートカバーとの見方も

7日の米債市場では一段と買い優勢となり、10年債利回りが一時1.296%と4カ月半ぶりの低水準を付けた。写真は2011年2月撮影(2021年 ロイター/Lee Jae-Won)

[7日 ロイター] - 7日の米債市場では一段と買い優勢となり、10年債利回りが一時1.296%と4カ月半ぶりの低水準を付けた。新型コロナウイルスの感染再拡大の可能性や世界経済の回復を巡る懸念が背景。

トレーダーによると、景気回復に伴い米債利回りが上昇するとの見方からショートポジションが積み上がっていたが、その巻き戻しが出ているという。

カンター・フィッツジェラルドの金利ストラテジスト、ジャスティン・レデラー氏は「大半が単なるショートカバーだろう。コロナ禍からの脱出や経済再開、明確な消費、米連邦準備理事会(FRB)のテーパリング(量的緩和の縮小)を巡る議論に加え、ドットプロットを受けてFEBの利上げが早まるとの期待が高まっており、市場は金利上昇に傾いている」と述べた。

また、欧州銀行のトレーダーは、多くのファンドがストップロス注文の水準としていた1.40%を下回ったことで利回り低下に拍車がかかったとした。

ジェフリーズの短期金融市場エコノミスト、トム・シモンズ氏は「少なくとも10年債については前日にテクニカルな水準を突破したことは間違いなく、原油価格のボラティリティーと合わせ、ポジションの調整が必要だろう」と指摘。「成長率、雇用、インフレに対する期待は楽観的なものだったが、足元では何らかの理由で、特に労働市場に関し期待がやや高すぎたということが再認識されている」とした。

テンパスの外為ストラテジスト、ジュアン・ペレス氏は「最近の経済指標を見る限り『過熱』を示す内容は見当たらないため、FRBにテーパリングを視野に入れているメンバーがいたとしても、全体的には非常に緩和的な政策が維持されるとの感覚があり、利回り低下は予想されていた」とし、インフレ懸念は解消されたとした。

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