February 26, 2018 / 2:23 AM / 4 months ago

BAML、2018年の米10年債利回り予想を3.25%へ引き上げ

[ニューヨーク 23日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、今年の米10年債利回りの見通しを3.25%とし、当初予想の2.85%から引き上げた。経済成長の加速や国債供給の急増が背景。

Sheets of former U.S. President Abraham Lincoln on the five-dollar bill currency are fanned out at the Bureau of Engraving and Printing in Washington March 26, 2015. The 150th anniversary of Lincoln's assassination at Ford's Theatre in Washington is April 15. REUTERS/Gary Cameron - WASEB3Q170101

トランプ大統領の税制改革や予算折衝により、財政赤字は15億ドル以上拡大すると見込まれている。さらに、連邦準備理事会(FRB)は4兆4000億ドルに膨らんだバランスシートを縮小するため、債券買い入れの速度を落とす予定。BofAメリルリンチ・グローバル・リサーチによると、財務省は現在と次の会計年度において借り入れを1兆ドルに増やし、財政・金融のための資金を調達する必要がある。

米債利回りは現在、当初予想を上回っている。メリルリンチは、米債への需要は供給増加分に見合っていないと指摘。需要は海外の中銀や年金基金から継続するとみられるものの、海外民間企業や国内銀行からは過去数年間に比べて減少する見通しだという。

この予想に全員が納得しているわけではない。コロンビア・スレッドニードル(ミネアポリス)のシニア金利・為替アナリスト、エドワード・アルフセイニー氏は、金利にはリプライスの余地があまりないと指摘。「少なくとも市場心理の観点から今起きているのは、利回り3%を試したいということだ」と述べた。

その上、金利が上下へ動くには市場に新しい材料が必要だ。アルフセイニー氏は、米国債のポジションは限界に近いショートであり、利回りの拡大余地は限られると分析した。

メリルリンチは、2018年にイールドカーブがスティープ化するとの見通しを変更。5年債と30年債のイールドスプレッドは縮小するとの見方を示した。年金基金の状態が改善し30年債への需要が増えることで、価格が上昇し利回りが低下する一方、FRBによる利上げ継続で年限の短い国債の利回りが上昇する見込みだという。

10年債US10YT=RR利回りは2.888%と、2月21日に付けた4年ぶり高水準の2.957%をやや下回っていた。

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