July 9, 2019 / 5:15 PM / a month ago

トランプ氏、「口撃」強める 米政権批判の英大使は「ばか者」

[ロンドン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、米政権を「無能」と報告したと報じられている英国の駐米大使を「いかれた男」、メイ英首相を「愚か」と呼び、英国に対する「口撃」を強めた。

7月9日、トランプ米大統領は、米政権を「無能」と報告したと報じられている英国のキム・ダロック駐米大使(写真右)を「いかれた男」、メイ英首相を「愚か」と呼び、英国に対する「口撃」を強めた。ホワイトハウスで2017年1月撮影(2019年 ロイター/Carlos Barria)

英紙メール・オン・サンデーが週末、キム・ダロック駐米大使が英政府向けの機密メモでトランプ政権を「機能不全」で「無能だ」と評していたと報道。これを受け、トランプ大統領は前日、ダロック大使とは「今後対応しない」とツイッターに投稿していた。[nL4N2493XG]

英閣僚やメイ首相の報道官は、漏えいしたダロック大使の評価は報告書の一部にすぎず、英国政府の米国に対する見解を反映しているわけではないと釈明したが、かえってトランプ大統領の怒りをあおる格好となった。

トランプ大統領はこの日のツイッターへの投稿で、ダロック大使のことを「思い上がったばか者」と呼び、「英国が米国に押し付けてきたいかれた大使は実に愚か者で、われわれは良い印象を抱いていない」と批判した。

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉に言及し、メイ首相のことも批判。「ブレグジット交渉がお粗末だったと私が批判したことに腹を立てるべきではない」とし、「私はメイ首相にどのように交渉すべきか指南したが、彼女は自身の愚かな方向に進み、決着を付けることはできなかった。最悪だ!」と述べた。

英国のブレグジット期限が10月31日に迫る中、英政府は主要同盟国の米国と通商交渉の締結を望んでおり、今回の騒動が交渉に影を落とす可能性もある。

英国の次期首相の座を狙うボリス・ジョンソン前外相は、英国と米国の関係は非常に重要だとの認識を示した。ジョンソン政権となった場合にダロック氏は現在のポストを維持するかとのテレビ討論会での質問に対し、自身がそうした決定を行う立場になると考えるのはおこがましいと答えた。

一方、ジェレミー・ハント外相は、トランプ氏のコメントはメイ氏や英国に対して「無礼で間違っている」と指摘した。

ハント氏はツイッターに「同盟国は互いに敬意をもって接するべきで、メイ氏はいつもそうしてきた」とし、「大使は英国政府により指名されており、私が首相になれば現在の大使はそのままとどまる」と投稿した。

*内容を追加して再送します。

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