[ワシントン 18日 ロイター] - ティラーソン米国務長官は18日、来週予定されている英国訪問中にロンドンの新米大使館を訪れたいとの意向を示した。
一方、国務省は、ティラーソン氏のロンドン訪問中に新大使館の落成式を行うかは現時点で決定していないとしている。
新大使館を巡っては、トランプ大統領が来月予定されていた落成式への出席を取りやめ英国訪問を中止すると発表している。オバマ前大統領が大使館を「二束三文」で売り払い、不便な場所へ移したことを理由に挙げたが、実際はブッシュ(子)政権時代に移転が決まっていた。
ティラーソン氏は、新大使館を正式にオープンさせるかとの記者団の質問には答えなかったが、大使館を訪れたいと語った。
国務省の報道官は18日の会見で、21─23日に予定されているティラーソン氏のロンドン訪問中に、同氏が出席する新大使館の落成式は現時点で予定されていないと述べた。