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米国務長官「新たな冷戦望まず」、対中戦略で演説

Uブリンケン米国務長官は、米国は中国を世界経済から切り離そうとはしていないが、中国政府が国際ルールを順守することを望んでいると述べた。5月18日、ニューヨークで撮影(2022 年 ロイター/Eduardo Munoz/Pool)

[ワシントン 26日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は26日、米国は中国を世界経済から切り離そうとはしていないが、中国政府が国際ルールを順守することを望んでいると述べた。

米国の対中戦略に関する演説で、米国は中国の経済成長を妨げたり、中国の政治システムを変えようとすることはないが、平和と安全を維持し米中を含む各国の共存を可能にする国際法および国際機関を守ると表明。「われわれは、紛争や新たな冷戦を望んでいるわけではない。それどころか、その両方を避けようと決意している」と語った。

また、米政府は「国際秩序に対する最も深刻な長期的課題」を突きつけている中国を引き続き注視しているとした。

中国国民の努力によって中国が過去40年間で歴史的な経済的変革を遂げたことを評価する一方、中国の指導者である習近平国家主席を非難。「習主席の下、中国共産党は国内ではより抑圧的に、海外ではより攻撃的になっている」とした。

その上で、バイデン政権はあらゆる問題で中国政府との直接対話を強化する用意があり、中国当局が懸念に対処する行動をとれば「積極的に対応する」と表明。「しかし、中国政府による軌道修正をあてにすることはできない。そのため、オープンかつ包括的な国際システムに向けたわれわれのビジョンを推進するために、中国政府を取り巻く戦略的環境を形成していく」とした。

さらに「中国政府は台湾と世界各国との関係を断ち切り、国際組織への参加を妨げるなど威圧的な態度を強めている」とし、中国軍がほぼ毎日、台湾近辺で活動していることで安定性が大きく損なわれているとした。

バイデン大統領が今週初め、台湾有事が起きた場合に軍事的な関与をすると明言したにもかかわらず、中国が主張する台湾を巡る「1つの中国」政策に対する米国のコミットに変わりはないとした。

1つの中国の政策下で米国は中国を外交的に公式に認めているが、台湾が自衛力を向上するための手段を提供することを法的に義務付けられている。ブリンケン氏はこれに変更はなく、米国は台湾の独立を支持しないと述べた。

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