[ワシントン 19日 ロイター] - 米国のキャンベル・インド太平洋調整官は19日、中国の習近平国家主席が今週のバイデン大統領とのオンライン会談で、米国と同盟国の連携強化は冷戦思想で、中国の「胸焼け」の原因になっているという見方を明確にしたと明らかにした。
今週の首脳会談の目的は「最初の対話」を持つことだったとしつつも、次回会談が開催される時期については明確にしなかった。
キャンベル氏はさらに、日本・米国・オーストラリア・インド4カ国による連携の取り組み(クアッド)は協力の拡大を目指しており、日本が2022年の開催国になる方針で合意したと明らかにした。
米英豪3カ国の新たな安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」については「オープンなアーキテクチャー(構造)」とし、いずれアジアや欧州の他国も参加すると想定しているとした。
その上で、AUKUSは中国による軍事力増強への対応と指摘し、インドとベトナムが将来の米国の地域戦略の「重要な」パートナーと述べた。
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