May 3, 2019 / 3:05 PM / in 18 days

中国軍、北極への進出積極化 潜水艦展開も=米国防総省

[ワシントン 2日 ロイター] - 米国防総省は、中国の軍事動向に関する年次報告書で、中国人民解放軍が北極圏での展開を活発化させていると指摘した。核攻撃への抑止力という位置付けで潜水艦を派遣している、としている。

中国政府は昨年6月、北極圏の政策をまとめた初の白書を発表した。白書では、習近平・中国国家主席が掲げた巨大経済圏構想「一帯一路」に加え、温暖化によって生まれた北極圏の海上交通路を「北極シルクロード」として開拓する構想を打ち出した。

中国は、北極圏地域の国でないにもかかわらず、同地域での活動を活発化させ、2013年には北極評議会(AC)のオブザーバー国となった。こうした動きに、北極圏国(米、カナダ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、ロシア)は、将来的に北極圏に軍を展開させる可能性など、中国の長期的な戦略目的に懸念を抱いている。

ポンペオ米国務長官は、6日にフィンランドで開幕する北極評議会の会合に出席することになっている。

国防総省の報告書によると、デンマークは、中国のグリーンランドへの関心を懸念。中国は、グリーンランドに研究施設や衛星通信施設の建設や、空港の改良工事などを提案しているという。

「民間の分析調査も、中国が核攻撃に対する抑止力として潜水艦を派遣するなど、北極海でのプレゼンスを高めているという見方を裏付けることができる」としている。

さらに、中国軍が潜水艦戦力の近代化の優先度を高くしていると指摘した。中国海軍は現在、弾道ミサイルを搭載できる原子力潜水艦(戦略原潜)を4隻、攻撃型原子力潜水艦6隻、通常動力の攻撃型潜水艦50隻を就役させているとしている。

その上で、「晋(ジン)級」戦略原潜については、すでに就役している4隻のほか、2隻が建造中とした。

国防総省国防情報局 (DIA)は1月に発表した報告書で、中国海軍が海上で持続的な核抑止力を維持するためには、晋級戦略原潜が少なくとも5隻必要になると指摘している。

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