[ワシントン 9日 ロイター] - オースティン米国防長官が複数の対中戦略を求める指示を出したことが当局者の話で9日分かった。ただ、詳細は不明。
バイデン大統領は2月、中国問題に絡む米軍の戦略を見直す対策本部を国防総省内に新設。今回の指示はこの対策本部からの提言を受けて出された。
当局者は匿名で「今回の長官からの指示は、最終的には国防総省を立て直し、対中戦略を優先するという従来のスタンスに確実に沿うようにするものだ」と述べた。
国防総省の声明によると、対中戦略によって「同盟国とのネットワークを活性化し、抑止力を強化し、新たな戦略概念の開発を加速する」ために軍の能力を向上させるとしているが、具体的な内容についてはほとんど言及されていない。
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