[ワシントン 12日 ロイター] - 米政府は12日、中国がアルミニウム生産者を不当に助成しているとして世界貿易機関(WTO)に提訴した。
米通商代表部(USTR)は中国の行動について、加盟国への「深刻な不利益」をもたらす助成措置を禁止したWTOのルールに違反していると主張。政府主導の融資や燃料、原料を提供された中国のアルミ業界が製品価格を引き下げ、強引に市場シェアを拡大していると申し立てた。
オバマ大統領は声明で「中国は低利融資やその他違法な政府助成を通じて国内アルミ業界に不公正に優位な立場を与えている」などと批判した。