[北京 7日 ロイター] - 中国商務省は7日、米国との貿易摩擦が激化することを望んでいないとの立場を示した上で、週末に終了した直近の米中通商協議について、一定の進展があったと強調した。報道官が定例記者会見で語った。
報道官は、ロス商務長官と劉鶴副首相が北京で3日行った協議で、農産物とエネルギーの貿易について踏み込んだ議論が交わされたと説明。ただ、中国が米国からの農産物・エネルギー輸入を年間700億ドル近く増やすことを提案したとされる件については、確認しなかった。
報道官は、協議では進展がみられたとした上で、中国は米国からの輸入拡大に前向きとの姿勢を改めて示したが、詳細には触れなかった。
報道官は「農業やエネルギーに関する詳細な議論など、特定の分野における協力を巡って意見の交換が行われた。中国政府は(交渉の一環として)米国からの輸入を拡大することに前向きだ」などと表明した。