[ワシントン 5日 ロイター] - 米上院民主党トップのシューマー院内総務は5日、連邦債務上限の適用を2022年末まで停止する法案に関する手続き上の採決を6日に実施すると発表した。
シューマー氏は上院の議場で「債務上限問題を週内に解決し、米国に対する全幅の信頼と信用は決して疑問視されないと世界を安心させることが可能だ」と言明。「共和党が6日に『ノー』に票を投じ、債務不履行の政党となるのを望むかどうかは共和党が決めることだ」と述べた。
ただ、採決が実を結ぶ可能性は低い。上院共和党トップのマコネル院内総務は同日、過去2回と同様に採決を阻止すると表明。債務上限問題を巡り、民主党には財政調整措置(リコンシリエーション)と呼ばれる手続きを行う「時間があり、早ければ早いほど良い」と述べた。
民主党側は財政調整措置について実現不可能として退けている。
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