[ワシントン 7日 ロイター] - 米下院監視委員会は、米環境保護局(EPA)のプルイット米環境保護局(EPA)長官が、エネルギー業界のロビイストに関連したコンドミニアムに住んでいる問題について調査を開始した。共和党下院議員の側近が7日明らかにした。
プルイット長官は、EPAの規制対象となる企業向けに活動するロビイストの妻が共同所有する住宅に、市場価格より安い家賃で住んでいると報じられている。
EPAの報道官は6日、プルイット長官が「前例のない」ほどの脅威に直面しており、セキュリティー費用が高額だと説明した。
同長官はまた、航空機でファーストクラスを頻繁に利用したり、自身のオフィス向けに高額な物品を購入したりしているとして批判を受けている。
トランプ米大統領は7日、プルイット長官の行動を擁護し、旅費とセキュリティー関連費は妥当だとの認識を示した。
大統領はツイッターで、前任者に比べてプルイット長官が安全確保に使う費用はより高いものの、「プルイット氏はEPAでの大胆な行動により、殺害の脅迫を受けている」と説明。また「家賃は市場価格とほぼ同水準で、旅費は問題ない。スコット(・プルイット氏)は非常に優れた仕事をしている」と投稿した。
政権当局者は、プルイット長官が6日朝にトランプ大統領と面会したと明らかにした。
大統領は5日に記者団に対し、プルイット氏を巡る倫理問題について調査する意向を明らかにした上で、長官が素晴らしい仕事をしているとも述べた。