[サンパウロ 18日 ロイター] - 経歴詐称で辞任を求める声が高まっている米共和党の新人下院議員、ジョージ・サントス氏が15年前にブラジルのドラァグクイーンコンテストに出場していたことが知人の話で分かった。
ブラジル人のドラァグクイーン「ユーラ・ロシャール」さんは、05年にリオデジャネイロ郊外で行われたゲイのパレードでサントス氏と親しくなった。その3年後、サントス氏はリオで開催された開かれたドラァグクイーンコンテストに出場したという。
もう一人の知人は、サントス氏が、ミス・ゲイ・リオデジャネイロを目指しコンテストに参加したと述べた。
ロシャールさんによると、サントス氏は05年はシンプルな黒いドレスを着た「しょぼい」ドラァグクイーンだったが、08年に「大金を持ってカムバック」し、派手なピンクのドレスで登場。コンテストに出場したが、敗退したという。
「彼はずいぶん変わったが、いつも嘘つき、いつも夢想家だった」と語った。
サントス氏の広報に18日夜に電子メールで問合せしたが返答はない。
共和党内では、子どもに悪い影響を与えるとして、男性が派手な化粧やコスチュームでパフォーマンスをするドラァグクイーンのショーへの批判が強まっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」