September 7, 2018 / 3:53 AM / 14 days ago

カバノー米最高裁判事候補、司法権限強調 トランプ氏批判控える

[ワシントン 6日 ロイター] - 米上院司法委員会は6日、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏の人事承認を巡り3日目の公聴会を開催した。カバノー氏は、司法にはホワイトハウスの権力を監視する幅広い権限があるとの考えを示す一方、トランプ大統領を批判する発言は控えた。

 9月6日、米上院司法委員会は、トランプ大統領が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏の人事承認を巡り3日目の公聴会を開催した。写真は公聴会に出席するカバノー氏。ワシントンで撮影(2018年 ロイター/Alex Wroblewski)

この日の公聴会では、人工妊娠中絶や人種問題に関するカバノー氏の見解を示す電子メールが公開され、民主党議員から質問が相次いだ。メール文書はカバノー氏がブッシュ(子)政権下のホワイトハウスで勤務した際のもので、司法委員会の共和党指導部は当初、公開を認めない決定を下したが、民主党がこれに反発した。

民主党議員の間では、カバノー氏がトランプ大統領の言いなりとなり、大統領を訴訟や捜査から守る恐れがあるとの懸念がある。

民主党のコリー・ブッカー上院議員は、トランプ大統領がカバノー氏を指名したのは忠誠を期待しているためかと質問。カバノー氏は「私が忠誠を誓うのは憲法のみだ。私は独立した判事だ」と強調した。

民主党のディック・ダービン上院議員は、トランプ大統領が米国の法の支配を脅かし、モラー特別検察官の捜査に直面する中でカバノー氏は指名されたと指摘。カバノー氏はこれに対し、12年間判事を務める中で、「法に違反していれば行政権の否定」も辞さないことを証明してきたと主張した。

カバノー氏は前日の公聴会で、現職大統領は召喚状に従う義務があるかといった質問への回答を避けていたが、6日は大統領の権限を巡るダービン議員の質問に対し、司法の権限を重視する立場を強調。「裁判所が憲法や米国の法律に基づき大統領に行動を求めたり禁止したりした場合、米国の憲法制度ではそれが最終決定だ」と述べた。

最高裁がニクソン大統領(当時)に大統領執務室での会話の録音テープ提出を命じた1974年の判決についてもあらためて意見を求められ、「司法の独立」を示す正しい判断だったとの見解を示した。

ただ、2016年米大統領選へのロシア介入疑惑を巡るモラー特別検察官の捜査にこの判例をどのように適用できるかについては回答を避けた。

モラー氏の捜査やトランプ大統領に関連するその他の案件について最高裁で判断が必要となった場合に、審理に関与しない立場を示すかどうかについても回答を控えた。

司法委員会の公聴会は7日まで行われる。共和党は最高裁の次期開廷期が始まる10月1日までに上院本会議で承認採決を実施したい考えだ。

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