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米原油輸出、年末にかけて低迷の見通し 産油量減少など影響

 トレーダーやアナリストによると、米原油輸出は年末にかけて低迷する見通し。写真は米テキサス州パーミアン盆地の油田、2019年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)

[ニューヨーク 21日 ロイター] - トレーダーやアナリストによると、米原油輸出は年末にかけて低迷する見通しだ。国内産油量が減少していることや、国際原油価格に対する米原油の割安感が薄らいでいることが背景にある。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、米国内の原油需要は前年比で約13%減少しており、多くの石油会社にとって輸出が重要な収入源になっている。

米国は日量300万バレル以上の原油を輸出してきたが、国内産油量は2019年のピーク(日量約1300万バレル)水準への回復は見込まれず、輸出の足かせとなる可能性がある。

米エネルギー省の週間統計によると、原油輸出は10月に入って約1年ぶりの低水準の日量210万バレル前後に減少した後、先週は若干増加した。アナリストは輸出減少の要因として、生産ペースの鈍化や、国際原油価格の指標である北海ブレントに対する米原油の割安感後退を挙げている。

北海ブレント先物と米原油先物の価格差は5月以降、3ドルを下回る状況が続いている。みずほ(ニューヨーク)のエネルギー先物責任者、ボブ・ヨーガー氏によると、米原油輸出はこの価格差が10ドルを超えると急増し、6ドルを下回ると減少する傾向にある。

通常は需要が減少すると、それに応じて価格も調整される。しかし、米産油量はシェール生産の減少や複数のハリケーン襲来などの影響を受けており、現在およそ日量990万バレルと、年初のペースから鈍化している。生産が減少すれば、米原油価格が下落する可能性も低下する。

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