[25日 ロイター] - 暗号資産交換所コインベース・グローバルは米国の利用者に対し、証券として登録されるべきデジタル資産の取引サービスを不正に提供した疑いで、米証券取引委員会(SEC)の調査を受けている。ブルームバーグ・ニュースが25日に報じた。
先週発覚したインサイダー取引疑惑に関するSECの調査よりも前に行われたという。
ニューヨーク州マンハッタン地区検察当局は先週、インサイダー取引の疑いで同社の元プロダクトマネジャーらを訴追した。暗号資産に関連した事例としては初めてとなる。
報道によると、コインベースが取引サービスの対象となる暗号資産の数を拡充して以来、SECは監視の目を強めた。
コインベースの広報担当者はロイターに対し、自社プラットフォーム上で証券を提供していないと述べた。
法務担当者は、SECが既に審査したわれわれの厳格なプロセスにより当社プラットフォームから証券を排除することができると確信していると述べた。
SECはロイターのコメント要請に応じてない。
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