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米財務次官、1兆ドルプラチナコイン案を否定 債務上限問題巡り

アディエモ米財務次官は15日、米債務不履行(デフォルト)回避に向けた方法として1兆ドルのプラチナコイン(法定通貨)を鋳造するという考えを否定した上で、実行可能な解決策は議会が連邦債務上限を引き上げることだけだと述べた。2022年12月撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 15日 ロイター] - アディエモ米財務次官は15日、米債務不履行(デフォルト)回避に向けた方法として1兆ドルのプラチナコイン(法定通貨)を鋳造するという考えを否定した上で、実行可能な解決策は議会が連邦債務上限を引き上げることだけだと述べた。

ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)でのインタビューで、債務上限問題回避に向けたプラチナコイン鋳造の可能性について質問され、「創造的かつ独創的な」アイデアが過去に浮上したことはあるが、実行可能なものではないと指摘。「米国への投資家に対する信用、われわれが確約した人々に対する信用を維持するためにわれわれができることは議会が債務上限を引き上げることだけだ」とした。

また債務不履行は今後数年間にわたり米国および世界の経済に悪影響を及ぼし、借入コストを上昇させ、ドル建て資産への投資意欲を減退させると言及。債務上限を巡る対立はすでに米経済に影響を及ぼしており、米ミシガン大学の消費者信頼感指数にも影響していると語った。

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