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米デフォルト懸念、清算機関が担保の扱い巡り調整=関係筋

米国が債務不履行(デフォルト)に陥りかねない期日を間近に控え、清算機関と清算業務メンバーは担保として使用される米財務省証券や債券の扱いについて調整している。写真は、米財務省ビルの遠景。2023年1月20日にワシントンで撮影。(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 25日 ロイター] - 米国が債務不履行(デフォルト)に陥りかねない期日を間近に控え、清算機関と清算業務メンバーは担保として使用される米財務省証券や債券の扱いについて調整している。関係筋4人が明らかにした。

清算機関は一般的に、6月1日の潜在的なデフォルトによって直ちに影響を受けるとみられる、数日以内に満期を迎える財務省証券を担保として受け入れないが、関係筋によると、今後数週間で満期を迎える証券の受け入れ継続についても疑問符が付いている。

25日時点では、清算機関がこうした証券を担保プールから排除するか、大幅なヘアカットの対象とするかは不明という。

CMEグループ、インターコンチネンタル・エクスチェンジ、LSEG(ロンドン証券取引所グループ)傘下のLCHを含む6清算機関は、いずれも話し合いの詳細についてコメントを避けた。

ある大手銀行幹部はロイターに対し、清算機関の対応を見極めようとしているとしつつ、ほとんどの清算機関は依然としてデフォルトはあり得ないと考えているとの認識を示した。

清算機関が適格担保プールを狭める場合、投資家はポジションを確保するためにより多くの証拠金を積み上げるか、リスクを縮小する必要があり、金融市場に影響を与える可能性がある。

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