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バイデン氏、共和党に歳出削減案を催促 債務上限問題で

3月28日、 バイデン米大統領(写真左)は、マッカーシー下院議長(同右)に対し、共和党が債務上限引き上げに賛成する見返りに求める歳出削減案を、議会がイースター休暇に入る30日までに提示するよう求めた。米議会で17日撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 28日 ロイター] - バイデン米大統領は28日、マッカーシー下院議長に対し、共和党が債務上限引き上げに賛成する見返りに求める歳出削減案を、議会がイースター休暇に入る30日までに提示するよう求めた。休暇明けに「踏み込んだ協議」ができるとした。

マッカーシー氏はバイデン氏に書簡を送り、国内の歳出削減や未使用の新型コロナウイルス救済資金の回収などを要求していた。また、CNBCに対し、バイデン氏が協議を開くことに同意するならば4兆ドルの歳出削減を打ち出す用意があると語っていた。ただ、共和党独自の予算案はまだまとまっていない。

バイデン、マッカーシー両氏が2月初旬に協議を開いて以来、債務上限問題は進展がなく、市場では政府の資金繰り措置が尽き、米国債のデフォルト(債務不履行)を引き起こすリスクが懸念されている。

共和党の保守強硬派でつくる「フリーダム・コーカス(自由議連)」のメンバーは、マッカーシー氏の書簡は同議連の歳出案に類似していると指摘。ただ、党穏健派の提案とはかけ離れた内容となっている。

民主党側は、共和党がまず党内の案を一つにまとめる必要があると指摘している。

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