[ワシントン 21日 ロイター] - バイデン米大統領は21日、主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)から米国への帰路にマッカーシー下院議長(共和党)と電話会談し、連邦債務上限引き上げを巡り「生産的」な協議を行った。22日に会談するという。双方が明らかにした。
マッカーシー氏は記者団に対し、危機解決に向け前向きな協議を行ったとし、事務方レベルの協議が21日中に再開されると述べた。
大統領との協議後、より期待が持てるようになったかとの質問には、そうだと答えた。
ホワイトハウス当局者は22日の会談を確認したが、具体的な時間は明らかにしなかった。
双方の事務方は21日夜、連邦議会議事堂内のマッカーシー氏の事務所で約2時間半にわたって協議。ホワイトハウス上級顧問のスティーブ・リチェッティ氏は協議の場を後にする際、記者団に「今夜も仕事を続ける」と語った。
バイデン氏は21日、G7広島サミット終了後の記者会見で、共和党が求める歳出削減の意向はあるが、債務上限を引き上げるために共和側の条件だけを受け入れるつもりはないと述べていた。
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