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米下院議長、債務上限巡りバイデン氏に妥協要請 「歳出削減を」

 2月6日、マッカーシー米下院議長(共和党)は、連邦債務上限引き上げを巡り、バイデン大統領に対し妥協して歳出削減に同意するよう求めた(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 6日 ロイター] - マッカーシー米下院議長(共和党)は6日、連邦債務上限引き上げを巡り、バイデン大統領に対し妥協して歳出削減に同意するよう求めた。

7日のバイデン氏の一般教書演説を前に、議会の交渉主導者としての自身の役割をアピールする狙いがあるとみられる。

ホワイトハウスは、バイデン氏が債務上限引き上げ後に共和党と歳出削減について協議するとしているが、マッカーシー氏は歳出削減にバイデン氏が同意することが債務上限引き上げの条件になるとの立場。そのため交渉は難航しているが、双方は協議を継続する方針を示している。

マッカーシー氏は「われわれは責任ある債務上限引き上げで妥協点を見いだすことに尽力しなければならない。妥協点を見つけることはまさに米国の統治のあり方で、3カ月前に国民が投票したことだ」と指摘。

「債務不履行という選択肢はないが、増税や金利上昇、機能しない経済という未来もない」と述べた。

共和党は昨年11月の中間選挙で下院を辛うじて奪還した。

バイデン政権の経済顧問であるブライアン・ディーズ国家経済会議(NEC)委員長は6日、バイデン氏が一般教書演説で、債務上限引き上げは交渉の対象ではなく、議員は「交渉の切り札」として利用すべきではないと主張する見通しだと述べた。

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