[ニューヨーク 11日 ロイター] - バークレイズは11日付調査ノートで、今年第1・四半期の米国内総生産(GDP)予想を前期比0.5%増と、従来のゼロ成長から上方修正した。第1・四半期も個人消費が拡大を続けるとの見方が背景だ。
ただ労働需要鈍化に伴って、バークレイズが見込む昨年第4・四半期のGDP(2.0%増)からは成長が減速するという
同社の想定に基づくと、第1・四半期は非農業部門雇用の月間平均増加幅が昨年第4・四半期の24万1000人から10万人に下振れし、失業率も若干上昇する。
一方で製造業活動の弱まりを受け、今年第2・四半期から第4・四半期までは緩やかな景気後退(リセッション)局面になるとみている。
米連邦準備理事会(FRB)の金融政策については、今年末に政策金利が4.5─4.75%に引き下げられた後、来年を通じて利下げが実施されて3.0─3.25%で来年末を迎えるとの予想を維持。失業率上昇やコア物価上昇率の3%割れ、企業活動低下などをその理由に挙げた。
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