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米独立記念日を前に花火の価格上昇、お祝いムードに水差す

7月4日の独立記念日休暇を控え、米国では航空運賃、レンタカー、ホテルに加えて花火の価格も上昇し、お祝いムードの消費者に打撃となっている。昨年の独立記念日、ワシントンで撮影。(2021年 ロイター/Joshua Roberts)

[ワシントン 30日 ロイター] - 7月4日の独立記念日休暇を控え、米国では航空運賃、レンタカー、ホテルに加えて花火の価格も上昇し、お祝いムードの消費者に打撃となっている。

フロリダ州で小売り店などを展開するギャラクシー・ファイヤワークスは、中国製品の輸送遅延で花火の一部を15─35%値上げした。昨年の1万─1万3000ドルだった花火用コンテナの輸送料金は、今年は3万ドルを超えて上昇し続けている。港湾での作業遅延もあり国内の港湾で足止めされているコンテナもある。これら生産・出荷の問題は来年第1・四半期まで続くとみられている。

ミズーリ州の業者は、通常は1カ月かかる入荷が最大3カ月に伸びており、受注の65─70%しか応じられない状況だと嘆く。

250社が加盟する業界団体によると、2019年の花火使用は2億7300万ポンドだったが、昨年はパンデミックによる需要拡大で4億0450万ポンドに急増、そのため在庫が枯渇している。

ただ、昨年の大規模イベント中止で使用されなかった花火を抱える業者もいるとみられ、これらは今年使われるる可能性がある。

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