[ワシントン 19日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは米経済の第3・四半期成長率見通しを9%から5.5%に下方修正した。新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染拡大による影響を踏まえた。ただ第4・四半期以降については上方修正した。
ゴールドマンは18日付のノートで、デルタ株の拡散で消費支出と製造活動が阻害されており、経済成長とインフレに対する影響は予想を「幾分か」上回っていると指摘。「8月は外食や旅行などのサービスに対する支出が減少する公算が大きい」とした。ただ「減少は緩やかで、短期的なものになる」との見方を示した。
第4・四半期については、新型コロナを巡る懸念が後退し、サービス部門の回復が再開されると予想。成長率見通しを5.5%から6.5%に上方修正した。
2022年の第1─第3・四半期の見通しも上方修正した。
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