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米住宅着工件数、4月は30.2%減 過去最大の落ち込み

[ワシントン 19日 ロイター] - 米商務省が19日発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比30.2%減の89万1000戸と、2015年初め以来約5年ぶりの低水準となった。減少率は1959年の統計開始以来最大。新型コロナウイルス危機によって第2・四半期の米経済成長が1930年代の大恐慌(グレート・ディプレッション)以降で最大の落ち込みになるとの懸念を強調した。

米商務省が19日発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比30.2%減の89万1000戸と、2015年初め以来約5年ぶりの低水準となった。ロサンゼルスで2018年7月撮影(2020年 ロイター/Lucy Nicholson)

3月は前月比18.6%減。ロイターがまとめたエコノミスト予想は92万7000戸だった。

4月の前年同月比は29.7%減。全4地域で減少した。

新型コロナの感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置が3月中旬に導入された際には、多くの州で住宅建設は必要不可欠なものとされたが、建築資材の供給網の混乱が住宅市場の活動を圧迫しているもよう。

MUFGのチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「これは過去2カ月間余りで起きた前例のないリセッション(景気後退)だ。企業や消費者は方向感を見失い、次に何をすべきかを見極めることが難しくなっている」と述べた。

またウェルズ・ファーゴ・セキュリティーズのシニアエコノミスト、マーク・ビットナー氏は「雇用や収入の見通しに懸念が生じる中で住宅購入に関心を示し、長期にわたる住宅ローンの支払いにコミットするような消費者はほとんどいない」と語った。

住宅着工許可件数は前月比20.8%減の107万4000戸と、15年1月以来の低水準だった。ただ許可件数は着工件数ほど落ち込んでおらず、今後数カ月の住宅建設市場にとって良い兆しを示している。

住宅市場の大半を占める一戸建て住宅は前月比25.4%減の65万戸。一戸建て住宅の許可件数は24.3%減の66万9000戸。ともに15年3月以来の低水準だった。

月々の変動が激しい集合住宅の着工件数は40.5%減の24万1000戸。許可件数は14.2%減の40万5100戸だった。

完成件数は8.1%減の117万6000戸。不動産業界では、在庫ギャップ解消には毎月の住宅着工件数と完成件数が150万─160万戸に達する必要があるとされる。建設中の住宅は1.7%減の119万5000戸だった。

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