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米耐久財コア受注、8月は0.5%増 出荷も堅調

[ワシントン 27日] - 米商務省が27日発表した8月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月から0.5%増えた。ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.4%増だった。

米商務省が27日発表した8月の耐久財受注統計は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月から0.5%増えた。ニュージャージー州で8月撮影(2021年 ロイター/Andrew Kelly)

キャピタルエコノミクスの米国担当シニアエコノミスト、マイケル・ピアース氏は「設備投資の見通しは依然として明るく、最新の企業調査ではここ数四半期で見られたペースに近い成長が維持されていることが示唆されている」と指摘。「消費の伸びが大幅に落ち込んでいるにもかかわらず、第3・四半期の国内総生産(GDP)成長率の伸び鈍化はわずかになるとわれわれが予想している理由の一つが設備投資の耐性だ」とした。

国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は0.7%増加。7月は0.9%増だった。コンピューター・電子製品の需要が強く、第3・四半期も好調な設備投資が続いている。

力強い設備投資は、景気刺激策の縮小による個人消費の減速の景気への打撃を抑える見込みだ。上半期に大きく減った在庫を補充しようとしている企業がモノの需要を支えている。

7月のコア資本財受注は当初の0.1%増から0.3%増に上方改定された。8月の前年同月比は16.4%増だった。

コア資本財の出荷は7月に前月から0.9%増加していた。

8月は、コンピューター・電子製品が1.4%増加した。電気機器・家電、組立金属製品も増えた。一方、機械、一次金属は減少した。半導体や原材料の不足が複数の製品の生産を抑制している。

企業の在庫が極端に少ないため、コア資本財受注は今後数カ月間も堅調とみられ、国内総生産(GDP)の11.9%を占める製造業を支える見通し。

コア資本財の受注残は1.0%増だった。7月も同じ伸びだった。

ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、ティム・クインラン氏は「受注残の伸びが受注や出荷の伸びを上回っているという事実は、供給不足や人材不足により企業が事業継続を断念するケースが、経済全体に広がっていることを示唆している」と指摘。「ボトルネックが解消されたとしても、製造業者はなお少しずつ取り組まなければならない作業を数多く抱えるだろう」とした。

全体の耐久財受注は1.8%増に加速した。7月は0.5%増加していた。8月は輸送機器が5.5%増加し、全体水準を押し上げた。7月は0.4%減少だった。

民間航空機の受注は77.9%増加。米航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、8月の受注は53件と7月の31件から拡大した。

自動車・同部品の受注は3.1%減。7月は5.3%増加していた。自動車メーカーは半導体の供給に応じて生産計画を調整している。

耐久財の受注残は1.0%増。7月は0.5%増加していた。耐久財の在庫は0.8%増。伸びは7月と変わらずだった。

シティグループの米国担当チーフエコノミスト、アンドリュー・ホレンホースト氏は「最終製品の在庫水準は減少しているが、耐久財の在庫は着実に増加している。自動車業界など一部の分野では半製品の状態でサプライチェーンの問題が顕在化しており、これが指標に反映されている」と述べた。

*内容を追加して再送します。

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