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米4月住宅着工9.5%減、建材価格の高騰響く 許可件数は小幅増

[ワシントン 18日 ロイター] - 米商務省が18日発表した4月の住宅着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比9.5%減の156万9000戸と、市場予想を上回る落ち込みとなった。木材など建材価格の高騰が影響したとみられる。ただ、市場に出回る中古住宅が乏しいことが建設業界を引き続き支えている。

4月の米住宅着工件数は年率換算で前月比9.5%減の156万9000戸と、市場予想を上回る落ち込みとなった。写真は5月5日、フロリダ州タンパで撮影(2021年 ロイター/Octavio Jones)

3月の着工件数は173万3000戸と、前回発表の173万9000戸から下方改定されたが、2006年6月以来の高水準を維持した。

ロイターがまとめた4月の着工件数のエコノミスト予想は171万戸だった。

4月は前年同月比で67.3%増加。中西部や人口密度の高い南部で減少したものの、北東部と西部で増加した。

米抵当銀行協会(MBA)のチーフエコノミスト、マイク・フラタントーニ氏は「木材などのコストが著しく上昇したため、建設業者は着工を遅らせている」と指摘。「労働市場の改善や低水準の住宅ローン金利を受けた旺盛な購入需要を背景に回復が加速するはずの住宅市場がこうした供給上の制約により妨げられている」と述べた。

許可件数は前月比0.3%増の176万戸。前年同月比では60.9%増加した。

最も大きなシェアを占める一戸建て住宅の着工件数は前月比13.4%減の108万7000戸。昨年12月に記録した14年超ぶりの高水準から一段と減少した。建材費の高騰により建設業者が手控えている可能性がある。

一戸建て住宅の許可件数は3.8%減の114万9000戸。許可されたが着工されていない件数は4月末時点で5.0%増の23万2000戸と、1999年1月の統計開始以降で最高となった。

シティグループのエコノミスト、イスファー・ムニール氏は「現時点では供給上の問題がいつ解消されるのかやや不透明だが、最終的には需要の後ずれが年末にかけて住宅市場を支援するだろう」と語った。

変動の大きい集合住宅の着工件数は0.8%増の48万2000戸。許可件数は8.9%増の61万1000戸だった。

住宅完成件数は4.4%減の144万9000戸。一戸建て住宅の完成件数は0.1%増の104万5000戸。

不動産業界では、在庫ギャップ解消には毎月の住宅着工件数と完成件数が150万─160万戸に達する必要があると見なされている。

建設中の住宅は0.6%増の131万2000戸だった。

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