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米失業保険申請37.6万件に改善、パンデミック発生以降で最低水準

米労働省が10日に発表した6月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は37万6000件と、前週の38万5000件から改善し、2020年3月半ばの新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生以降で最低水準となった。写真は5月13日撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日に発表した6月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は37万6000件と、前週の38万5000件から改善し、2020年3月半ばの新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)発生以降で最低水準となった。

エコノミスト予想は37万件だった。

失業保険申請件数の改善は6週連続。解雇は減少しているが、育児問題や手厚い失業手当、新型コロナを巡る根強い不安などにより数百万人の失業者が依然として職に就かず、企業は労働力確保を競っている。

申請件数は昨年4月上旬に記録した過去最悪の614万9000件からは大幅に改善しているが、健全な労働市場の目安となる20万─25万件にはまだ至っていない。

フロリダ州やテキサス州など少なくとも25州が12日以降から失業給付上乗せ措置を順次打ち切ると発表しており、失業保険申請のさらなる改善につながる可能性がある。

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