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WRAPUP1-米経済指標が概してさえず、QE縮小の道筋には影響なしとの見方
September 13, 2013 / 8:40 PM / 4 years ago

WRAPUP1-米経済指標が概してさえず、QE縮小の道筋には影響なしとの見方

[ワシントン 13日 ロイター] - 13日に発表された米経済指標は、景気が失速している兆候や控え目なインフレ基調を示すなど、概してさえない内容となった。

ただ、労働市場がこれまでに遂げてきた改善に米連邦準備理事会(FRB)は注目していることを踏まえ、米量的緩和縮小の道筋に変更が生じる公算は小さいと見られている。

スタンダード・チャータード銀の米国エコノミスト、トーマス・コステーグ氏は「この日発表された指標がFRBの目に危険信号と映るとは思わない。指標は総じて強弱まちまちの内容で、小幅なペースでの(量的緩和)縮小になるというわれわれの予想を裏付けている」と述べた。

エコノミストの間では、FRBが17─18日に行う連邦公開市場委員会(FOMC)で資産買い入れプログラムの縮小に着手するとの見方が大勢となっている。

ロイター/ミシガン大学が調査した9月の米消費者信頼感指数(速報値)は76.8と、4月以来の低水準となり、市場予想を下回った。金利上昇や対シリア軍事攻撃への懸念が圧迫材料となった。

8月の米小売売上高は前月比0.2%増と、5カ月連続で増加した。ただ、伸びは前月から鈍化したほか、エコノミスト予想の0.4%増を下回り、経済成長が第3・四半期に減速している兆候が示された。

自動車・部品や家具・家財道具、電子製品・機器などが増加する半面、衣料・装身具や建設資材・庭用設備、スポーツ用品・趣味関連などが落ち込んだ。とりわけ衣料・装身具は新学期商戦が不振だったことを反映し、約1年半ぶりの大幅な落ち込みとなり、年末商戦の先行きに影を落とした。

国内総生産(GDP)の消費支出項目に密接に関連する自動車・ガソリン・建設資材を除くコア売上高は0.2%増。前月の0.5%増から減速したものの、第2・四半期の月間の平均伸び率である0.2%と一致した。

米労働省が発表した8月の卸売物価指数(PPI)は、エネルギー価格上昇を受け前月比0.3%上昇した。前年比では1.4%上昇と、4月以来の小幅な伸びにとどまった。

過去9カ月連続で上昇していた食品・エネルギーを除くコア指数は前月比で変わらず。前年比では1.1%上昇と、2010年6月以来の低い伸びとなり、インフレ基調が総じて抑制されていることが浮き彫りとなった。

IHSグローバル・インサイトの米国エコノミスト、マイケル・モンゴメリ氏は「物価圧力は終息したわけではないが、休止状態となっている」と指摘した。

この日の小売売上高統計に加え、これまでに発表されている消費支出や鉱工業生産、住宅着工、耐久財受注など、他の一連の指標もさえない結果となっていることから、第3・四半期の成長率は第2・四半期の2.5%から減速することが見込まれている。

ただ、同日発表の指標からは明るい兆候も見られた。7月の企業在庫は前月比0.4%増と、半年ぶりの大幅な伸びを記録。企業に在庫を補充する動きが見られ、第3・四半期の経済成長に追い風となる可能性がある。

また、GDPの算出に用いられる自動車を除く小売業在庫は0.8%増と、1月以来の大きな伸びとなった。

米マクロエコノミック・アドバイザーズは、第3・四半期のGDP伸び率見通しを1.9%に引き上げた。

バークレイズは従来予想の1.5%から1.7%、ゴールドマン・サックスも1.6%から1.7%にそれぞれ上方修正した。

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