June 4, 2020 / 2:25 PM / a month ago

米失業保険申請、200万件下回る 依然高止まり

* 米新規失業保険申請件数4週間移動平均は2,284,000件=労働省

* 米失業保険受給総数2148.7万件(予想:2005.0万件)=労働省

* 米新規失業保険申請件数は1,877,000件(予想:1,800,000件)=労働省

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した5月30日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は187万7000件と、3月半ば以降初めて200万件を下回ったものの、企業が新型コロナウイルスによって一変した状況に対応する中、依然として非常に高い水準にある。市場予想は180万件だった。

前週の失業保険申請件数は212万6000件だった。3月下旬に過去最高の686万7000件を付けて以降、減ってきている。高水準にあるものの、今回の指標は労働市場の最悪期が過ぎたことを示唆する。3日に発表された5月の民間部門雇用者数は予想ほど悪化しなかった。

5月は消費者信頼感や製造業とサービス業の景況感指標も、低水準ながらも安定してきた。新型ウイルスの感染拡大を抑えるために3月中旬に導入した封鎖措置が引き起こした景気低迷が底を打ったことを示唆する。多くの事業が5月中旬までに活動を再開した。

失業保険申請件数が高止まりしている要因としてエコノミストは、企業が軟調な需要に対応する中で雇用削減の第2波が起きているほか、封鎖措置が導入された当初に申請が殺到したため追いついていなかった申請処理が今指標に表れていると指摘する。

ライトソンICAP(ニュージャージー州)のチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は「新規失業保険申請件数の多くは今起きている解雇を反映している。企業は向こう1年間の見通しが変わったことを受け調整し始めている」と語る。「経済活動が再開し始めても失業者は増え続ける」とした。

米航空機大手ボーイング<BA.N>と石油パイプラインの米エナジー・トランスファーは人員削減を発表している。小売りチェーンのJCペニーと高級百貨店ニーマンマーカスは破綻申請をした。新型コロナウイルスの危機に対応する中で州や地方政府も予算がひっ迫しており、人員削減している。

5日に発表される5月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から800万人減る見込みだ。4月は2053万7000人減と過去最大の落ち込みだった。失業率は第二次世界大戦後では最も高い19.8%を付ける見通し。4月は14.7%だった。

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