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米12月CPI総合0.4%上昇、ガソリン価格高騰 コア指数緩やか

[ワシントン 13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した2020年12月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.4%上昇し、市場予想と一致した。ガソリン価格の大幅な値上がりが物価全体を押し上げ、伸びは前月の0.2%から拡大した。

米労働省が13日に発表した2020年12月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.4%上昇し、市場予想と一致した。ジョージア州コロンバスで昨年9月撮影(2021年 ロイター/ELIJAH NOUVELAGE)

前年比でも1.4%上昇と、前月の1.2%を上回った。

20年全体の伸びは1.4%と、前年の2.3%から鈍化し、15年以降で最低となった。過去10年間の伸びは平均で1.7%。

こうした中、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は、12月に前月比0.1%上昇し、予想と一致。新型コロナウイルス禍に伴い、中古自動車や娯楽、航空、医療の各分野で価格が値下がりした。前年比の伸びは1.6%で前月と変わらず。20年全体では1.6%上昇し、19年の2.3%から鈍化した。過去10年間の伸びは平均で2%に届いていない。

コア個人消費支出(PCE)価格指数の伸びは1.4%と、連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を大幅に下回っている。FRBは、最大雇用と物価安定の目標達成に向けて「さらに著しい進展が見られるまで」量的緩和を継続すると明言している。

ING(ニューヨーク)のチーフインターナショナルエコノミスト、ジェームズ・ナイトレーは「2020年の悲惨な時期と比較して、21年は経済再開によるベース効果で短期的にインフレが急上昇する可能性が高いものの、それも年後半には薄れるだろう」とした上で、長期的な物価上昇は主に賃金コストによってけん引されると予想した。

内訳では、ガソリンが前月比8.4%上昇し、過去2カ月間の下げから一転、値上がりに転じた。食品も0.4%上昇し、前月の0.1%下落から反転。自宅内食品と自宅外食品はともに0.4%上昇した。帰属家賃は0.1%上昇。前月は横ばいだった。

一方、医療費は0.2%下落し、前月の0.1%から下げが拡大した。中古自動車・トラックは1.2%下落し、3カ月連続で落ち込んだ。航空運賃は2.3%下落。宿泊は変わらずだった。

米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業統計は、コロナ禍で引き起こされたサプライチェーン(供給網)の障害を受け、支払価格が2年半ぶりの水準に上昇した。

キャピタル・エコノミクス(トロント)の米国担当チーフエコノミスト、ポール・アシュワース氏は「在庫が現サイクルの初期段階にしては異常に不足しており、もしワクチン接種計画が成功して今年後半に正常な状態に戻れば、これまで抑え込まれていた需要の顕在化でインフレ率は2%以上の水準にとどまる可能性がある」と指摘した。

*内容を追加しました。

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