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米CB景気先行指数、8月は6カ月連続で低下 景気後退示唆

コンファレンス・ボード(CB)が22日発表した8月の米景気先行指数は前月比0.3%低下した。6月14日撮影(2022年 ロイター/Sarah Silbiger)

[ワシントン 22日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が22日発表した8月の米景気先行指数は前月比0.3%低下した。低下は6カ月連続。米連邦準備理事会(FRB)が大幅な利上げを実施する中、景気後退を示唆している可能性がある。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は0.1%低下。7月は0.5%低下していた。

CBの経済調査部門シニアディレクターのアタマン・オジャルディリム氏は「経済活動は米経済全体でより広範囲に減速を続け、縮小する可能性がある」と指摘。「減速の主要因はインフレ圧力に対抗するためにFRBが金融政策を急速に引き締めたことだ。CBは今後数四半期にリセッション(景気後退)に陥ると予測している」と述べた。

同指数は2月から8月の間に2.7%低下し、歴史的にリセッションと関連している基準値の0.4%低下よりも悪化した。

ウェルズ・ファーゴのエコノミスト、シャノン・シーリー氏は「6カ月間の変動が過去のリセッションの基準よりも悪化したことは、リセッション接近を明確に示すものではないが、経済悪化の広がりを示唆している」と指摘。「FRBの積極的な利上げにより金融情勢が引き締まり続けているため、リセッション回避が難しくなっている」とした。

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