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米卸売物価、7月は前月比0.5%低下 基調的インフレは鈍化

[11日 ロイター] - 米労働省が11日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月より0.5%低下した。低下は2020年4月以降で初めて。6月は1.0%上昇していた。7月の前年同月比は9.8%上昇。6月は11.3%上がっていた。

7月の米卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月より0.5%低下した。低下は2020年4月以降で初めて。2018年12月、イリノイ州で撮影(2022年 ロイター/Richa Naidu/File Photo)

ロイターがまとめた7月のエコノミスト予想は、前月比0.2%上昇、前年同月比では10.4%上昇だった。

エネルギー製品の価格低下を背景に前月比は予想に反して低下し、基調的なインフレは鈍化傾向とみられる。

財(モノ)の価格は前月より1.8%下げた。6月には2.3%上昇していた。ガソリン価格が16.7%下げたほか、軽油、液化石油ガス、家庭用天然ガスも大きく値下がりした。

一方、食品価格は1.0%上昇。6月は0.2%下げていた。

7月のサービス価格は0.1%上昇。6月は0.3%上がっていた。

変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数は0.2%上昇。6月は0.3%上がっていた。

7月のコア指数の前年同月比は5.8%上昇。6月は6.4%上がっていた。

10日に発表された7月の消費者物価指数(CPI)は前月比で横ばいだった。急騰していたガソリン価格が下落に転じたことが背景にある。

米連邦準備理事会(FRB)は、需要を冷やしてインフレ率を目標の2%に低下させるため、9月20─21日に開かれる次回の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の50ベーシスポイント(bp)または75bpの引き上げを検討している。FRBは利上げを再開した3月以来、政策金利を225bp引き上げている。

オックスフォード・エコノミクスの米国担当エコノミスト、マヒル・ラシード氏は「インフレ率が前年比でピークに達する可能性は、消費者や企業、FOMCにとって喜ばしい兆候だが、米経済を揺り動かしている過去最高水準の価格動向は年末まで継続しそうだ」と述べた。

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