[4日 ロイター] - 4日発表された8月の米雇用統計で、失業率の人種格差が2014年12月以来約6年ぶりの水準に拡大した。格差の拡大は4カ月連続。
8月の黒人の失業率は13%と、前月から1.6%ポイント低下。白人の失業率は1.9%ポイント低下の7.3%と、格差は5.7%ポイントとなった。
昨年8月時点の格差は、過去最低の2%ポイントだった。
新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた制限措置が実施され、就業者が過去最大の2080万人減となった4月時点では2.5%ポイントだった。
コロナ禍の影響で、マイノリティーや女性の失業が目立つ中、失業率の人種格差が注目されている。
8月の全体の米失業率は8.4%と、前月の10.2%から改善した。
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