[ワシントン 21日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が21日発表した2021年12月の米景気先行指数は前月比0.8%上昇した。伸びは11月(0.7%)から加速し、市場予想と一致した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の向かい風に直面し、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが見込まれるものの、経済拡大が継続する可能性を示唆した。
CBの経済調査部シニアディレクター、アタマン・オジルディリム氏は「景気先行指数は上昇基調で21年を終了し、経済が春に向けて拡大し続けることを示唆した」と指摘。同時に「第1・四半期には、オミクロン変異株や労働力不足、インフレ圧力、FRBによる利上の可能性といった逆風にさらされ、経済成長は鈍化する可能性もある」とした。
CBは米経済成長の伸びが第1・四半期に年率2.2%まで鈍化すると予想。22年通年では3.5%の成長を見込む。
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