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米労働生産性、23年第1四半期は前期比2.7%低下 労働コスト急上昇

第1・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比2.7%低下した。昨年3月、インディアナ州で撮影(2023年 ロイター/Timothy Aeppel)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した2023年第1・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比2.7%低下した。下げ幅はロイターがまとめた市場予想の1.8%より大きかった。前年同期比は0.9%下がり、5四半期連続での低下となった。

労働生産性は22年下半期に伸びた後、23年第1・四半期は予想より大きく低下し、労働コストは上昇した。

米連邦準備理事会(FRB)は政策金利をしばらく高水準で維持する可能性がある。

22年第4・四半期の労働生産性は前期比1.6%上昇と、上げ幅は前回発表の1.7%からやや下方改定された。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響によって労働者の構成が大きく変わったため、生産性の明確な測定が難しくなっている側面がある。

23年第1・四半期の生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは前期比6.3%上昇。22年第4・四半期は3.3%上げていた。23年第1・四半期の前年同期比は5.8%上昇。

労働コストは、FRBのインフレ目標の2%に比べて大きく上昇している。

FRBは3日、政策金利を0.25%ポイント引き上げて5.00─5.25%にすることを決め、利上げ停止の可能性を示唆した。

第1・四半期の時間当たりの労働報酬は前期比3.4%増。22年第4・四半期は4.9%増えていた。23年第1・四半期の前年同期比は4.8%増えた。

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