[ワシントン 6日 ロイター] - 米労働省が6日発表した第3・四半期の非農業部門労働生産性(速報値)は季節調整済みの年率で前期比0.3%低下し、市場予想の0.9%上昇に反して落ち込んだ。2015年第4・四半期以来の大幅なマイナスだった。
17年の税制改革を受けた生産性の基調改善に対する一部の見方が後退する可能性がある。
第2・四半期の労働生産性は当初発表の2.3%上昇から2.5%上昇へ小幅に上方改定された。
第3・四半期の前年同期比は1.4%上昇だった。07―18年の年間伸び率の平均である1.3%を0.1%ポイント上回るが、1947―2018年の長期平均である2.1%は大幅に下回っている。
生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは3.6%上昇した。
労働時間は2.4%増、生産は2.1%増だった。
製造業の生産性は前期比0.1%低下し、2四半期連続でマイナスとなった。
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