[ワシントン 16日 ロイター] - 米商務省が16日発表した10月の小売売上高(季節調整済み)は前月比1.3%増加した。市場予想の1%増を上回り、消費支出が第4・四半期の米経済を下支えする可能性を示唆した。自動車などの購入が堅調だった。
9月分は横ばいで、改定はなかった。
10月の前年同月比は8.3%増加した。
キャピタル・エコノミクスの北米担当チーフエコノミスト、ポール・アシュワース氏は「結局はソフトランディング(軟着陸)するかもしれない」と述べた。
項目別では、自動車が1.3%増、家具が1.1%増、ガソリンが4.1%増となった。
オンライン・通信販売も1.2%増。小売統計に含まれる唯一のサービス業であるバー・レストランも1.6%増加した。
ただ、家電は0.3%減。総合小売やスポーツ用品、趣味・楽器・書籍なども減少した。衣料品は横ばいだった。
自動車、ガソリン、建築資材、外食を除くコア小売売上高は0.7%増加した。9月は0.6%増と、前回の0.4%増から上方改定された。
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