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米ミシガン大消費者信頼感、3月は4カ月ぶりに低下 インフレ期待も低下

米ミシガン大学が17日発表した3月の消費者信頼感指数(速報値)は63.4と前月の67から低下した。低下は4カ月ぶり。ロイターがまとめたエコノミスト予想は67.0だった。一方、インフレ期待も低下した。(2023年 ロイター/Mario Anzuoni)

[ワシントン 17日 ロイター] - 米ミシガン大学が17日発表した3月の消費者信頼感指数(速報値)は63.4と前月の67から低下した。低下は4カ月ぶり。ロイターがまとめたエコノミスト予想は67.0だった。一方、インフレ期待も低下。金融市場が不安定となる中、米連邦準備理事会(FRB)に安心感をもたらす可能性がある。

消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「今月はシリコンバレー銀行が破綻する前に消費者信頼感がすでに低下しており、破綻時点では調査の約85%が完了していた」と指摘。信頼感の低下は低所得、低学歴、若年層および株式保有率が上位の消費者に集中していたと述べた。

1年先のインフレ期待は3.8%と2月の4.1%から低下し2021年4月以来の低水準を付けた。5年先のインフレ期待は2.8%。2.9─3.1%の狭いレンジを下回ったのは過去20カ月で2回目。

ジェフリーLPLフィナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「インフレ期待が低下したことで、FRBは今後の利上げの道筋にある程度の柔軟性を持たせることができる」と指摘。「FRBは今、金融の安定性および持続的なインフレという2つの深刻な懸念を抱いている」と述べた。

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