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米ISM非製造業指数、3月は過去最高 新規受注と雇用が好調

4月5日、米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業総合指数(NMI)は63.7と、前月の55.3から上昇し、統計開始以来の高水準を記録した。写真は2月3日、米カリフォルニア州のロサンゼルスで屋外飲食を楽しむ人々(2021年 ロイター/Lucy Nicholson)

[ワシントン 5日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が5日発表した3月の非製造業総合指数(NMI)は63.7と、前月の55.3から上昇し、統計開始以来の高水準を記録した。

気候が温暖になったことに加え、新規受注が堅調に伸び、予想の59.0も上回った。新型コロナウイルスワクチン接種の進展と政府の大規模な景気支援策で米経済が力強く回復していることが改めて示された。指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2以上を占める。

オックスフォード・エコノミクスのリード米国エコノミスト、オレン・クラチキン氏は「3月の堅調な非製造業活動は第2・四半期の力強い拡大に向けた下地となる」と指摘。「ワクチン接種対象の拡大、経済再開、歴史的な財政拡張など、サービス部門の回復加速に向け全ての条件が整いつつある」と述べた。

新規受注は67.2と、統計開始以来の高水準。前月は51.9と、9カ月ぶりの低水準を付けていた。

支払価格は74.0と、71.8から上昇し、2008年7月以来の高水準を付けた。サプライチェーン(供給網)の阻害が続いていることがコスト上昇につながっており、一部ではインフレ高進懸念も出ている。

雇用は57.2と、52.7から上昇し、19年5月以来の高水準。労働省が2日に発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比91万6000人増と、市場予想の64万7000人増を上回った。雇用の伸びを主導したのはレジャー・接客業で、レストランやバーなどの飲食業が増加分の3分の2を占めたが、こうした改善が裏付けられた。

ISMによると、サービス部門からは「新型コロナ関連の制限措置解除によって、ペントアップ(先送り)需要が解き放たれている」と同時に、「生産能力の制約、原材料の不足、天候やロジスティック、人材に絡む課題が引き続きサプライチェーンの混乱を引き起こしている」ことが指摘された。

ISMが1日に発表した3月の製造業景気指数は64.7と、約37年ぶりの高水準。新規受注が力強く伸びた。

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