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米個人消費支出、6月は1.1%増と予想を上回る インフレ加速

米商務省が29日発表した6月の個人消費支出(PCE)は前月より1.1%増加した。市場予想の0.9%増を上回った。6月10日撮影(2022年 ロイター/Andrew Kelly/File Photo)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米商務省が29日発表した6月の個人消費支出(PCE)は前月より1.1%増加した。市場予想の0.9%増を上回った。商品(モノ)とサービスの両方の支出が増えた。PCE価格指数は1.0%上昇し、2005年9月以来の大きさとなった。

個人消費は米経済活動の3分の2超を占める。6月の消費者支出は、ガソリンやその他のエネルギー製品の価格上昇のほか、医療費や自動車への支出増で押し上げられた。

5月は前回発表の0.2%増から0.3%増へ上方改定された。

5月のPCE価格指数は前月より0.6%上昇。6月の前年同月比は6.8%上昇し、伸び率は1982年1月以来の大きさとなった。5月は6.3%上昇していた。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCE価格指数は前月比0.6%上昇。5月は0.3%上がっていた。6月の前年同月比は4.8%上昇。5月は4.7%上がっていた。連邦準備理事会(FRB)はインフレ率を目標の2%に引き下げるにあたり、同指数に注目している。

インフレ調整後の個人消費支出は0.1%増。5月の0.3%減から反転したものの、第3・四半期に入るにあたり、個人消費支出の伸びが低調だったことが示された。

個人所得は0.5%増。前月は0.6%増加していた。貯蓄率は5.1%と、前月の5.5%から低下した。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ダンテ・デアントニオ氏は「FRBは景気後退を引き起こさずにインフレを抑制することに、引き続き難しい舵取りを迫られる」とし、「景気全体が弱くなっているものの上昇圧力は明らかに残っているため、賃金と価格上昇に関するデータはFRBにとって有利にはならない」と述べた。

今回のデータは28日に発表された22年第2・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値に含まれていた。第2・四半期のGDPは年率換算で前期比0.9%減少した。第1・四半期には1.6%減だった。物価上昇によってモノ、特に食料品の購入が減少する中、インフレ調整後の個人消費の伸び率はここ2年間で最も小さかったことが示された。

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