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米新規失業保険申請、22.9万件 予想ほど減少せず

米労働省が16日発表した6月11日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3000件減の22万9000件となった。5月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米労働省が16日発表した6月11日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3000件減の22万9000件となった。労働市場は引き続き引き締まった状態にあるが、市場予想(21万5000件)ほど減少しなかったことで、一部冷え込み始めている可能性が示唆された。

6月4日までの1週間の申請件数は、5月30日のメモリアル・デーの祝日が含まれていた関係で5カ月ぶりの水準に増加。当該週の減少でこの増加の一部が相殺された。

州別ではカリフォルニア州、オハイオ州、イリノイ州、ミシガン州で大きく増加。ミズーリ州では減少した。

6月4日までの1週間の継続受給件数は131万2000件と、前週から3000件増加した。

ハイフリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルベーラ・ファルーキ氏は「人材の需給ミスマッチを背景に、申請件数は当面は抑制される」と予想。ただ「連邦準備理事会(FRB)が緩和的な政策の解除を続けるに従い、申請件数は増加していく」との見方を示した。

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