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バイデン氏、高齢者層にアピール トランプ氏は環境政策を攻撃

[ジョンズタウン(米ペンシルベニア州)/ペンブロークパインズ(米フロリダ州) 13日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補・バイデン前副大統領は13日、激戦州の1つであるフロリダ州で再び選挙活動を行った。高齢者層の取り込みに向け、共和党候補のトランプ大統領にとって高齢者は「忘れてよい」存在になっていると強調し、自身への支持を訴えた。

 10月13日、米大統領選の民主党候補・バイデン前副大統領は、激戦州の1つであるフロリダ州で再び選挙活動を行った(2020年 ロイター/Tom Brenner)

トランプ氏は今月2日に新型コロナウイルス感染を公表して以来初となる選挙集会を同州で前日に開いたばかり。

バイデン氏は同州南部のコミュニティーセンターに集まった約50人の聴衆に対し、トランプ氏はリスクが高い年齢層への新型コロナウイルスによる脅威を軽視してきたと指摘。

「トランプ氏にとってあなた方は失ってよい、忘れてよい存在で、存在しないも同然だ。それがトランプ氏の高齢者の捉え方だ」と主張した。

トランプ氏が新型コロナへの感染を経験したにもかかわらず感染抑制策でより慎重なアプローチに向かわなかったことに失望したと表明。「トランプ氏は大統領を長く務めるほど、より無謀になっていくようだ。しかし幸いなことにあと3週間しか残っていない」と語った。

フロリダでバイデン氏が勝利すれば、トランプ氏の再選はかなり厳しくなるとみられる。最新の世論調査の大半は、バイデン氏が同州の主要な年齢層の支持率でトランプ氏をリードしていると示しており、特に高齢者層に強い。

フロリダ大学の「米選挙プロジェクト」の集計によると、米大統領選の期日前投票は1180万票を超えており、フロリダ州だけで160万票を突破している。

バイデン氏はフロリダ州で、支持者が車を乗り入れて演説を聞く「ドライブイン」形式のイベントも開催。

<トランプ氏はペンシルベニア州で選挙集会>

一方、トランプ氏は13日、ペンシルベニア州で集会を開き、バイデン氏の環境・エネルギー政策を批判した。

バイデン氏はシェールガス・石油開発で使われる「フラッキング(水圧破砕法)」を禁止しようとしており、州経済が打撃を受けると指摘。「ペンシルベニア州にとって最も重要な問題のひとつはフラッキング業界の存続だ。バイデン氏はフラッキングを禁止すると繰り返し約束している。彼は嘘つきだ」と述べた。

実際にはバイデン氏は連邦政府が管轄する土地で新たな石油・天然ガス開発は許可しない方針としているが、フラッキングの全面的な禁止には言及していない。

バイデン氏は、トランプ氏が退職者向けの社会保障給付を骨抜きにしようとしていると主張してきた。

これに対しトランプ氏は高齢者を守ると約束し「自分が大統領である限り、あなた方のメディケア(高齢者向け医療保険制度)や社会保障には誰にも手をつけさせない」と強調した。

12日に公表されたロイター/イプソスの世論調査によると、ペンシルベニア州ではバイデン氏がトランプ氏を7%ポイントリードし、前週の5ポイントから差を広げた。2016年の大統領選ではトランプ氏が僅差で同州を制した。

同氏は週内にアイオワ、ノースカロライナ、ジョージア、フロリダで集会を予定している。保守地盤の州ばかりで、トランプ陣営が主に都市近郊の浮動票を追うのではなく、従来の支持基盤の投票率押し上げに注力していることが分かる。

*内容を追加しました。

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