June 28, 2018 / 3:05 AM / 5 months ago

アングル:米民主党予備選、NY州の重鎮敗北 反体制派に勢い

[ニューヨーク 27日 ロイター] - 26日に全米各地で行われた中間選挙の予備選挙では、ニューヨークの選挙区で下院民主党ナンバー4のジョセフ・クローリー下院議員が、左派の新人、アレクサンドリア・オカシオコルテス氏(28)に敗れるという番狂わせがあった。

 6月28日、26日に全米各地で行われた中間選挙の予備選挙では、ニューヨークの選挙区で下院民主党ナンバー4のジョセフ・クローリー下院議員(写真)が、左派の新人、アレクサンドリア・オカシオコルテス氏(28)に敗れるという番狂わせがあった。写真はワシントンで昨年11月撮影(2018年 ロイター/Aaron P. Bernstein)

民主党内のリベラル派は、より革新的な優先課題を擁護しなければ、11月の中間選挙や2020年の大統領選で勝利できないと主張している。

今回の予想外の結果が民主党内で左派が伸張していること示しているのか、もしくは、特定要因によるものか、見方は分かれている。

クローリー氏は、11期目を目指していた現職下院議員で、この14年間、党内で対抗馬がいなかった。

同氏に勝利したオカシオコルテス氏は、2016年の米大統領選で民主党候補指名を争ったバーニー・サンダース上院議員の選挙運動に関わった。選挙戦では、クローリー氏の指導的立場が同氏の弱みだと指摘し、ここ数年、民主・共和の両党でみられる反体制派の勢いをうまく利用した。

民主党候補の当選がほぼ確実視されている選挙区で、高齢者向けの公的医療保険(メディケア)を全国民に提供すべき、などと訴え、リベラルなメッセージを掲げて選挙戦を戦った。

一方、クローリー氏は、オカシオコルテス氏との討論会に参加しなかったことから、党指導部は有権者の声に十分耳を傾けていない、とする彼女の主張が説得力を増した。

民主党のペロシ下院院内総務や一部の民主党下院議員は、党の独自性(アイデンティティー)が危うくなっているとの見方を否定している。ペロシ氏は、クローリー氏の敗北は、民主社会主義が党内で勢いを増していることを示しているかとの記者団からの質問に対して「民主社会主義は、恐らくその選挙区では勢いを増している」とコメントした。

両氏が戦った選挙区(ニューヨーク市)では、ヒスパニック系の人口が増加している。また年初から全米各地で行われている予備選では、民主党の女性候補が男性よりも優位となっている。

民主党のジョン・ヤーマス下院議員は予備選に対する評価を聞かれ「今年は、民主党の女性候補を相手には戦いたくない年だ」とコメントした。

一方、イリノイ州出身で民主党の新星と目されるシェリ・ブストス下院議員は、記者団に対して「進歩主義者と穏健主義者、もしくは、新参者とベテラン議員の戦いだとは思わない」と述べ、「選挙には多くの特異な要因がある」との見方を示した。

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