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トランプ氏、コロナ感染後初の選挙集会 健康回復をアピール

[サンフォード(米フロリダ州) 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、今月2日に新型コロナウイルス感染を公表して以来初となる選挙集会をフロリダ州の空港で開いた。マスクは着用せず、感染が拡大するコロナへの対応を自画自賛した。

トランプ氏は空港に集まった多数の聴衆の前に現れるとマスクを投げて配り、演説では自身がコロナから回復したことに何度も言及した。

「私はコロナを経験した。私には免疫があると聞いている。非常に力がみなぎっている」と強調。「ここに集まった男性と美しい女性たちにキスを送る。濃厚なキスだ」と語りかけた。演説は1時間に及び、聴衆の大半はマスクを着用していなかった。

11月3日の大統領選まで残り3週間となる中、全米と一部主要州の世論調査でトランプ氏は民主党候補のバイデン前副大統領に支持率でリードを許しており、流れを変えようと躍起になっている。今週は計6回の集会を予定している。

フロリダの集会は、コロナ感染後も同氏が選挙活動の手法を見直したり見通しを変更していないことを物語った。

トランプ氏は支持者らに、新型コロナ対策のロックダウン(封鎖措置)は経済に大きな打撃を与えており、あまりにも劇的だったと強調。「リスクを伴うが、外出するべきだ」と呼び掛けた。

トランプ氏が選挙イベントに集まる支持者やホワイトハウスのスタッフにマスク着用や対人距離の確保を奨励しないことについては批判の声がある。トランプ氏の側近の少なくとも11人はコロナ検査で陽性判定を受けている。

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は同日、CNBCに対し、米政府はマスクの一斉着用や大規模集会の回避を国民に促さなければ、「大きな問題」に直面すると警告した。

トランプ大統領の主治医ショーン・コンリー氏は先に、大統領が連日の新型コロナウイルス検査で陰性と判定されたことを明らかにし、周囲には感染しないとの見解を示した。

バイデン氏はこの日、遊説先のオハイオ州でトランプ氏がコロナのリスクを軽視したと批判した上で、国民のパニックを引き起こしたくなかったとのトランプ氏の過去の発言を引き合いに出し「パニックしたのはトランプ氏だ。感染診断を受けて以降の向こう見ずな行動も常軌を逸している」と訴えた。

バイデン陣営によると、同氏はこの日のコロナ検査でも陰性だった。

オハイオ州でバイデン氏は劣勢だと考えられていたが、最近の世論調査は接戦の様相を呈している。バイデン氏が同州を訪れたのは過去2週間で2回目。トランプ氏は4年前の大統領選で同州で勝利しており、再選を果たすためには同州での勝利がほぼ必須となる。

12日公表のロイター/イプソスの世論調査によると、バイデン氏はウィスコンシン、ペンシルベニアの両州でトランプ氏への支持率リードを7%ポイントに広げた。トランプ氏は16年の前回選挙で両州で勝利している。

フロリダの最新の世論調査でバイデン氏はトランプ氏を小幅にリードしている。トランプ氏は16年の選挙で僅差で同州で勝利を収めた。

トランプ氏は週内にペンシルベニア、アイオワ、ノースカロライナ、ジョージア、フロリダの各州で選挙集会を予定している。

*内容を追加します。

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