[ワシントン 14日 ロイター] - 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)/CBSニューズが実施した米大統領選に向けた最新の調査によると、民主党の候補指名を確実にしたヒラリー・クリントン氏と対抗馬の共和党ドナルド・トランプ氏の支持率が40%で拮抗している。
前月の調査ではクリントン氏が6%ポイントリードしていたものの、米国務長官在任中に公務で私用メールを使用していた問題をめぐる米連邦捜査局(FBI)の調査が重しとなり、トランプ氏に追撃を許す格好となった。
同調査は7月8─12日、全米の登録有権者1358人を含む1600人を対象に電話で実施された。
今回の調査では、クリントン氏が正直でなく、信用できないとの回答が67%と、前月の調査から5%ポイント上昇した。
FBIは前週、クリントン氏の私用メール問題をめぐり、同氏の不注意を批判しつつも、違法行為はなかったとし、同氏を追訴しない方針を明らかにした。
NYTは「クリントン氏の不明瞭な説明によって、有権者の不信感が深まったようだ」と指摘した。
同時に今回の調査からは、トランプ氏に不信感を抱いているとの回答も62%に達したことが明らかになった。
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